2023年12月7日に公開された【推しの子】最新話134話「奥底」
前回の133話では有馬かながルビーに対して本心を伝えたところ、2人の関係は最悪になってしまいました。
今回の話では、タイトル通り役の奥底にまで入り込んでいく2人の様子が描かれています。
それでは今回の134話で、気になった点をまとめて考察してみたいと思います。
「推しの子考察」不知火フリルが語る役者論
今回の話では、久しぶりに登場した不知火フリルが役に入り込んでいる時の心情を語ってくれました。
不知火フリルいわく、役に入り込んでいるときは恋人役の人をかなり好きになるほどのようです。
不知火フリルといえば、128話で登場した謎の能力パラメーターもほぼカンストしていたほどのトップ女優です。
周りで話を聞いていた人物たちはあまり共感出来ておらず、この感覚は役者にしかわからないものなんだと思います。
不知火フリルが語る一流の役者になる条件
役に入り込んでいるときにはかなりの自己暗示を掛けているらしく、ありもしない恋愛感情を持ってしまうと言います。
これが出来ない役者は、作品の質に貢献できないためいつか消えてしまうそうです。
映画「15年の嘘」の品質に貢献するためには、役であるアイとニノの関係を完璧に再現する必要があります。
133話の有馬かなの行動は、まさにルビーとかなの2人を役に入り込ませるためのものでした。
主要な役である2人が、不知火フリルのようなトップの女優に近づく事は映画の質に大きく貢献することになります。
「推しの子考察」女優として成長する「有馬かな」
有馬かなのルビーに対しての嫉妬の思いは本心ですが、それは墓場まで持っていくと決めていたくらい隠し続けていたものでした。
しかし、不知火フリルが言うようにこの気持ちを隠し続け、なんとなくで演技をしていては映画の質に貢献出来ません。
ルビーに対しての発言はルビーだけではなく有馬かなにとっても必要な出来事だったのです。
ニノの奥底に入り込む「有馬かな」
133話でルビーに本心をぶつけた有馬かなでしたが、今回の134話では更にニノに入り込むことになります。
ルビーに対しての愛情と同時に妬みや嫉妬の気持ちも事実であるのは、まさにニノと同じ状況と言えます。
有馬かなの最後のセリフ「ルビー、私ちょっとずつニノに近づけているよ」という発言は、ルビーに対しての愛憎の気持ちの表れだと思います。
「推しの子考察」ルビーが星野アイの真実に気付く
ルビーは133話での有馬かなとの出来事に相当ダメージを受けている様子でした。
アイと同じ経験をしたルビーが気づいた事は「星野アイもただの弱い女の子だった」ということです。
最強で無敵のアイドルと思われていたアイも、やはり人間だったということになりますが、相当つらい思いをしたはずです。
アイの真実に気づいたルビーの演技がどのように変わるのか、楽しみにしたいと思います。
「推しの子考察」ルビーは有馬かなの真意にいつ気付くのか?
133話のルビーに対しての発言の真意には、まだ誰も気づいていない様子です。
まず、有馬かなの真意は、誰かに教えてもらって気付くことはないと思います。
有馬かなも誰かに真実を話してしまい、それがルビーの耳に入ったらすべてが水の泡になってしまうからです。
それに有馬かなの性格からしても、全てを一人で抱え込もうとするはずです。
ルビーが気付くのは撮影後?
不知火フリルいわく、役に入り込んだ役者は撮影が終わったら一気に醒めると言います。
つまり、「15年の嘘」の撮影が終わりアイとニノの関係が終わったら、今の最悪な状況も良くなるということだとは思います。
2人は普通の役者とは違い実際に同じB小町のメンバーです。
撮影が終わり役から開放された後でも、B小町としての関係まで元通りになるのかはわかりません。
しかし、アクアとルビーがそうであったように、本音をぶつけるこの出来事が2人の友情をより強くすると信じたいところです。
まとめ
今回は【推しの子】最新話134話「奥底」について考察してみました。
アイとニノという「15年の嘘」のメインとなる人物を演じるルビーと有馬かなが、役の奥底にまで入り込んでいく様子を描いた話でした。
・一流の役者になるためには、役に入り込まないといけない
・133話の出来事はルビーとかなの2人を役に入り込ませるきっかけになった
・星野アイも「ただの弱い女の子」だった事にルビーが気付く
・ルビーが有馬かなと仲直りするのは映画撮影後?
まだまだ暗い展開が続きそうな【推しの子】ですが、果たして明るい未来は訪れるのでしょうか?
今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。
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