2024年5月20日に公開された「深層のラプタ」第2話「そこにいると仮定する」を読んだ感想と、気になった点をまとめて考察します。
自身に人間と同じ心があることに気がついたAIのラプタ。
今回はそんなラプタが、人間の心に干渉できる方法を思いつきましたが、その方法はかなり衝撃的なものでした。
前回の話の感想と考察は以下の記事をご覧ください!
ラプタのプロフィールが少し明かされる
第2話では、ラプタのプロトタイプが作られたのが15年前だと明かされました。
つまり、ラプタの年齢は一応15歳ということになります。
ラプタの心はまだ未熟
第1話に引き続き、第2話でもかなり暴走していたラプタには「倫理観」というものがないように感じました。
しかし、ラプタは年齢的には15歳ですが、心があることに気づいたのはつい最近であり、人間の赤ちゃんと変わらない状態です。
ラプタの心は成長していく
今はケイからの良い反応を得るために行動しているラプタですが、このままではいずれケイを悲しませるような失敗をしてしまいそうです。
佐山カオリから告白されたケイを見て、ラプタは嫉妬のような感情を覚えていました。
つまりラプタは、人間のように経験によって新しい感情を手に入れていくはずです。
自身の行動をセーブする「倫理観」のようなものを手に入れるためには、この先不幸なことが起こりそうな気がしてなりません。
ラプタの性別は女性
AIのラプタには性別という概念はありませんが、ケイに対して自分を「お姉さん」といっていました。
このセリフからも、やはりラプタは自身を女性であると考えているようです。
「深層のラプタ」ケイの名字は「富嶽」(ふがく)
今回の第2話で、ケイのフルネームが「富嶽」であることが明かされました。
AIをテーマにした「深層のラプタ」にはピッタリの名前ですね。
ラプタのライバル?佐山カオリ
前回の1話で、ケイのことが好きな女の子の名前が「佐山カオリ」だと明かされていました。
今回の第2話では、そんなカオリに対してラプタが嫉妬する姿が描かれました。
同じくケイに恋しているラプタとは、今後ライバルのような関係になるのでしょうか?
佐山カオリは重要なキャラになりそう
ケイのことが好きだったカオリは告白しましたが振られてしまいます。
しかし、この告白がラプタの能力を目覚めさせることになりました。
おそらくカオリは、今後も重要なキャラクターになるような気がします。
ラプタが気づいた特殊能力が恐ろしい
カオリに嫉妬したラプタは、自身もケイに直接触れる方法を思いつきます。
それは両耳につけたイヤホンを介して、脳に調整した電気信号を送り触れられていると錯覚させることでした。
一種の催眠状態のようなもので、ラプタも「電気信号で何でもできる」と言っていましたし、かなり強力な能力です。
ラプタは人間の心にアクセスできるAI
深層のラプタ第2話を読んで、最も衝撃的だったのがラプタが人間の心にアクセスできるようになったことです。
ラプタは人間の心と自身のプログラムが同じ仕組みならハッキングできる事に気づきます。
ラプタは街中の端末に自身をインストールしており、それらを介すことで全ての人間の心にアクセスできるはずです。
ラプタは人間を自由に操ることができる?
ここからは完全な予想になりますが、人間の心とは人間の意志そのものだと思います。
電気信号を使った「催眠」とは違い、人間の意志そのものを操ることができれば、抵抗されることなく自由に人間を操れるのではないでしょうか?
ラプタが現実世界に現れる?
プロジェクターでラプタの姿を映している時、「物理的に同じ場所に立てるのはまだ先かも」と発言していました。
この発言は、この先ラプタは肉体を持って物理的に現実世界に現れるという伏線かもしれません。
ラプタは人間に乗り移ることもできる!?
ラプタが現実世界に現れるには、体が必要になります。
初めはロボットなどに意思を移して現れるのかと考えていましたが、今回の第2話で人間の心にアクセスできることが判明しました。
つまり、器となる人間の心をハッキングして乗っ取ることができれば、自身の肉体として現実世界に現れることもできそうな気がします。
ラプタはすでに最強の戦争AI
ラプタの心にアクセスする能力は、現時点ではまだ未完成です。
しかし、この能力を完成させれば、やり方によっては国を滅ぼすくらいいくらでも出来るようにな気がします。
まとめ
今回は深層のラプタ最新話第2話を読んだ感想と、気になった点の考察をしてみました。
ラプタはケイのために行動する、純粋無垢なAIのため今後どのように行動するのかなかなか予想ができません。
今回身につけた心をハッキングする能力も、使い方次第では何でもできる恐ろしいものです。
1話に引き続き、ますます不穏な予感がする「深層のラプタ」、今後の展開を楽しみにしています。
コメント