PR

【あかね噺162話感想】あかねの実力は「こんなもんじゃないだろ」

あかね噺162話 漫画考察

2025年6月16日に公開された『あかね噺』第162話「こんなもんじゃないだろ」。
今回はこの話を読んだ感想と、今後の展開を予想していきます。

前回の予選で“笑いを封じた落語”に挑戦したあかねでしたが、その真意はライバルのからしとひかるにすべて見抜かれてしまいました。
全力を出し切ったつもりでも、あかねに足りなかったものとは?
そして、次なる本選に向けて彼女が掴もうとしている「シンカ」とは何なのか――。
物語の熱量が再び高まってきた今週のエピソードを、じっくり振り返っていきます。

前回の161話を振り返りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

▶あかね噺161話「勝っちまうんじゃ」の感想


スポンサーリンク
スポンサーリンク

◆からしとひかるに見抜かれた“制限付きの落語”

一生師匠から与えられた課題は、「笑いを封じた上で勝て」という無茶なもの。
あかねはこの縛りの中で、自身の持てる最大火力を出し切りましたが――
それは、からしやひかるのような“実力者”たちには通じませんでした。

予選終了後、2人はすぐにその縛りに気づき、落胆と怒りをあかねにぶつけます。
特にからしは、あかねの実力を認めながらも、「今のままでは勝てるわけがない」と挑発的な言葉を浴びせます。

2人からすれば、久しぶりのガチンコ対決に水を差すような行いであり、本当の勝負とは言えませんでした。
あかねはそんなつもりではないにしろ、「ハンデを背負っても勝てると思われていた」とプライドにも傷をつけてしまったのだと思います。

ただその態度の裏には、かつてのライバルに対する“期待”も感じられました。

◆「あかねは、こんなもんじゃない」

それでも、あかねの中には迷いがなくなっていました。
からしに「勝つつもりで来ている」と言い返し、今の姿勢を変えるつもりがないと宣言。
そのうえで、「私は“シンカ”を見せる」と言い切ります。

――かつて迷いを抱えていた彼女の瞳に、再び覚悟の光が宿る瞬間です。
「こんなもんじゃない」ーーサブタイトルになっているこの言葉は、ライバルたちに突き放されてもなお進もうとする、今のあかねにこそふさわしい言葉でした。

◆“見(けん)”が足りない――正明師匠の評価

正明師匠が語った、あかねの課題は「見(けん)」の不足。

“見”とは、落語における小道具や身のこなし、空気の演出などを通じて、観客の想像力をかきたてる技術のこと。
たとえば、阿良川まいけるが使った三味線の演出や、日本の伝統芸能における“運び”の所作――
そうしたものも“見”の一部と考えられます。

あかねは観客を物語の中に引き込む力こそ持っているものの、“技としての見”がまだ練り上がっていないのかもしれません。

◆記者・樫尾の目に映る“現在のあかね”

予選を見守っていた記者・樫尾は、からしやひかるの実力を改めて認識しつつも、あかねにはまだ「何かが足りない」と感じている様子。
ただ、彼はかつて可楽杯であかねを見出した人物です。

今の彼の目にも、「あかねはまだ終わらない」「ここから掴んでくるものがある」という希望が浮かんでいました。
彼があかねに向けた一言――「こんなもんじゃないだろ」は、誰よりも“期待”を込めた、彼女への激励だったのだと思います。

◆まとめ:いよいよ本選へ!“真価”を見せるとき

来週からはいよいよ、瑞雲大賞の本選がスタートします。

Z-1準優勝の実績を持つからし、前回の錬成会からさらに成長したひかる、
そして、あかねは笑いを封じられた落語の先に、自分だけの“見”を会得することができるのか?

正明師匠の期待に応えるだけでなく、あらゆる因縁を背負って――
いま、あかねは本当の「勝負の舞台」に立とうとしています。

次回の話は、以下の記事をご覧ください!

▶あかね噺163話感想・考察

◆今週のセンターカラー&キャラ人気投票の結果は?

今週はセンターカラー&キャラクター人気投票の結果も発表されました!

  • 🥇1位:阿良川あかね
  • 🥈2位:阿良川まいける
  • 🥉3位:阿良川こぐま
  • 🏅第4位:筆者の推し・三明亭からし!

TOP3にこそ届かなかったものの、堂々の4位に食い込んだのは本当に嬉しいです!
次回はさらに上位に入ってくれると信じています。
あなたの推しは誰ですか?よかったらコメントで教えてくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました