2025年7月14日に公開された『ハルカゼマウンド』第5話「5ツールプレイヤー」を読みました。
ついにヒナ高野球部の初陣が描かれ、同時に“黄金世代”の実力も明らかになっていきます。
◆ 強豪・紫泉學舎との練習試合が決定!
今回の相手は、甲子園に何度も出場する強豪・紫泉學舎高校。
部員数も設備も一流で、まさに“格上”の相手です。
とはいえ、ヒナ高のメンバーたちは特に気負っている様子もなく、むしろ楽しみにしているようにも見えました。
このあたりの“動じなさ”も、このチームの魅力のひとつかもしれません。
◆ 芳沢阿多留の登場と“モヤモヤする”試合理由
紫泉學舎の1年生・芳沢阿多留(よしざわ あたる)が登場。
彼は伊吹と同じくU-12代表の元チームメイトで、後にU-15にも選ばれた黄金世代の一人。
陸上部との兼部や、やや飽きっぽい性格が語られましたが、
今回の練習試合は、実は彼の“コネ”によって実現したものでした。
その理由はというと…
「大怪我でキャリアを棒に振った伊吹のために」──という、いわば“同情試合”。
正直なところ、いくら伊吹に縁があるとはいえ、あまりにも無理のあるマッチメイクだと思っていたので納得ではあるのですが、少しモヤモヤする理由でもあります。
とはいえ、どんな理由であれ、この対戦はチャンスです。
凪春が筆者の言いたい事をバシッと代弁してくれたのが気持ちよかったです。
◆ 凪春 vs 芳沢、注目の“黄金世代対決”へ!
いよいよ練習試合がスタート。
ヒナ高の先発投手は凪春。そして、紫泉の先頭打者は芳沢。
伊吹への“同情”という経緯もあって、凪春はいつもより力んでしまい──
なんと、初球を芳沢にホームランにされてしまいます。
正直予想外の展開でしたが、直後に若守が「俺に投げた時の方が良かった」と凪春を認めるセリフもあり、彼の実力が下がったわけではないことも描かれていました。
芳沢は185cmという体格ながら身のこなしも軽く、伊吹曰く「5ツールプレイヤー」──
ミート力・長打力・走力・守備・送球のすべてを高水準で備えた、the・アスリートタイプ。
黄金世代と呼ばれるこのレベルの選手が、全国にまだまだいると考えると、楽しみでもあり恐ろしくもあります。
◆ 伊吹の“隠された作戦”とは?
凪春は「打たれるのには慣れている」と語り、特に動じる様子もなし。
そして伊吹も、そんな凪春を投手向けのメンタルだと言い慌てる様子もありません。
そして、失点すら考える方によっては好都合だと言い作戦続行を宣言します。
ではその作戦とは──?
たとえば、「序盤で油断させて逆転を狙う」ような単純な作戦も考えられますが、そうではなさそうです。
芳沢とトイレで話していた3年生・八乙女が
「圧倒的に紫泉が強かったと思わせる」と語っていた点からも、手加減や接待試合にはしたくない様子。
◆ 芳沢に“飽きっぽさ”という弱点はあるのか?
ここからは完全に予想の領域ですが──
伊吹ともっとも関わりが深かった相手が芳沢である以上、彼の“隙”を知っていても不思議ではありません。
今回特に強調されていたのが「飽きっぽさ」という性格。
この一面が、何か勝負の鍵になる展開もあるのでは? と妄想してしまいます。
◆ まとめ:ついに始まった初陣と、まだ見ぬ作戦
今回の第5話では、ついにヒナ高野球部の初陣がスタート。
ただし、その裏には伊吹への同情という“モヤモヤ要素”も含まれていました。
とはいえ凪春は真っ直ぐに言います──
「試合が終わる頃には、伊吹が今もすごいってわかる」
いまはまだ、試合も序盤。他メンバーの活躍もこれからです。
そして伊吹の“隠された作戦”も、次週明かされるかもしれません。
緊迫の展開が続く『ハルカゼマウンド』、次回も楽しみに待ちたいと思います!
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