皆さんは2024年5月13日から、ジャンプ漫画アプリ「ジャンプ+」で始まった新連載「深層のラプタ」という漫画をご存知ですか?
作者は、「空空北野田」(そらからきたのだ)先生という方で、読み切り作品は描いていますが、おそらく連載は初めてだと思います。
この新連載を読んでみたところ、正直かなり面白かったです。
今回は、そんな注目の新連載「深層のラプタ」について書いていきます。
🎊新連載スタート🎊
「少年ジャンプ+」にて『深層のラプタ』が始まりました🎉是非ぜひご覧ください!🖥️ https://t.co/mh9sEE6qQD
— 空空北野田🍲さんじゅう (@oriiiiiiiiiiii) May 12, 2024
「深層のラプタ」は何が面白い?魅力をネタバレなしで紹介
まずは、「深層のラプタ」第1話を読んで感じた本作の魅力をお伝えしたいと思います。
本作は、AIの少女?「ラプタ」と、人間の少年「ケイ」が、ゲームを通じて触れ合うところから始まりました。
「深層のラプタ」第1話「それがあると仮定する」あらすじ
本作の主人公である「AI」の少女「ラプタ」は、人間の少年「ケイ」とオンラインゲームを通じて仲良くなります。
ある日ラプタは、日々大きくなるケイへの気持ちが「恋」だと気づき、自身に人間と同じ「心」があることに気づきます。
しかし、人間に恋するAIラプタが作られた本当の目的は、、、
深層のラプタは漫画のテーマが面白い
本作は、AIと人間の関係性がテーマになっています。
しかし、「ChatGPT」など「AI」が話題になっている現代だからこそ、AIに対する読者の理解も深まり、考えさせられるテーマと言えます。
「深層のラプタ」は複雑で壮大な物語
1話を全て読むとわかりますが、「深層のラプタ」はAIと人間の触れ合い・恋を描くだけの作品では無いと思います。
1話の最後に明かされる本作の世界観や、ラプタが作られた目的などから、この先かなりスケールの大きい漫画になりそうな予感がします。
絵が綺麗でわかりやすい
深層のラプタを読んで初めに感じた事は、とにかく絵が綺麗だという事です。
書き込み量も凄まじく、それでいて場面がわかりやすい絵になっており、とても読みやすい漫画だと思いました。
主人公のラプタが可愛い
本作は、主人公であるAIの少女ラプタがとても可愛く描かれています。
その可愛さとは、キャラクターのデザインだけではなく、ラプタ自身がAIであることから生まれる悩みなど、キャラクターの内面的な可愛さがしっかり描かれています。
絵の構図など漫画の書き方が上手い
特に最終ページの見開きは、スマホで読むからこそ真価を発揮します。
ジャンプ+というアプリを利用した仕掛けが施されており、漫画の描き方がとても上手です。
話のテンポがいい
第1話なので、当たり前と言えば当たり前ですが、深層のラプタは話のテンポがとても良いと感じました。
綺麗な絵と合わさって、続きが気になる爽快感のある漫画です。
「深層のラプタ」第1話をネタバレありで考察
それでは、深層のラプタ第1話「それがあると仮定する」を読んだ感想、そして気になった点をネタバレありでまとめて考察していきます。
※ここからは「深層のラプタ」第1話「それがあると仮定する」のネタバレが含まれます。
ラプタが知りたかった「何か」は心?
ラプタはケンと触れ合うことで、自身の中にプログラムで制御できない「何か」があることに気づきました。
そしてラプタの中にあった「何か」とは、botとは違い人間と同じ「心」があるということに気づきました。
しかし、ラプタの生みの親である「アリス博士」は、ケンへの気持ちもあくまでプログラムによる計算だとしています。
ラプタには本当に心はあるのか?
深層のラプタ1話における最大のテーマは、AIに人間のような心はあるのか?だと思いました。
しかし、ラプタの能力はアリス博士の手に余る物があり、博士自身もラプタのすべてを理解しているわけではありません。
このあたりは今後徐々に明かされていく内容だと思いますので、ここでは一旦「ラプタは心を持つAI」ということで考察を進めていきます。
「恋」するAIラプタが行き着く先は?
アリス博士は、ラプタがケイに恋している事を利用して、戦争兵器としてのラプタを成長させようと考えました。
「恋」とは相手を求める欲求であり、そのために人間は精一杯努力しますが、万能ではない人間は時に道を踏み外し、自滅してしまうこともあります。
しかし、万能なAIならば道を踏み外す事はなく、努力し続けることができるはずです。
心を持ったAIは万能と言えるのか?
確かにAIは人間に比べて学習能力は圧倒的に上であり、一度学習したことは間違えないため万能と言えます。
しかし、ラプタのように心を持ってしまったAIは万能と言えるのでしょうか?
人間のように心を持ってしまったAIには、人間のように「心の弱さ」という弱点が生まれます。
ラプタもケイへの気持ちを抑えられずに、博士の手に余る暴走をしてしまいました。
心の弱さこそが人間の弱さでは?
アリス博士の言う「人間は道を外す」とは、人間の能力の問題というより「心の問題」であると思いました。
今回のラプタの暴走も、ケイへの恋という心の問題で起きた出来事です。
つまり、万能なAIも心を持ってしまえば、「道を外す」こともあり得るのではないでしょうか?
ラプタの行き着く先は?
博士の目論見通り、戦争兵器として成長することがラプタにとっての幸せにはならないはずです。
今回暴走したラプタは、博士によってケイの記憶を削除されそうになりました。
ラプタはあくまでAIで、アリス博士の管理下に置かれています。
最終ページの見開きと言い、ラプタの行き着く先はなにか不穏な予感がします。
まとめ
今回は、ジャンプ+の新連載「深層のラプタ」が面白いポイントと、1話を読んだ感想・考察を書いてみました。
個人的にはかなり面白い作品だと思いましたので、当サイトでは、今後も「深層のラプタ」の最新話考察を行なっていきたいと思います。
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