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キングダム最新話845話感想|王翦軍が完全復活も韓反乱の原因に?

キングダム845話感想、考察 キングダム考察

2025年7月31日に公開された『キングダム』第845話「閼与の軍勢」を読みました。

いよいよ李牧との最終決戦が迫り、あの将軍が本格復活。そして、秦が抱える不穏な火種も見えてきた注目回でした。

今回も、気になったポイントを順に整理しながら考察していきます。

前回感想・考察はこちら👇

▶︎キングダム844話「想像を超えた武将」感想・考察


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キングダム845話|「来年すぐ」李牧との最終決戦

今回明かされたのは、秦軍による趙攻略が“来年すぐ”に予定されているということ。

つまり、いよいよ李牧との最終決戦が迫ってきました。

飛信隊はもちろん、楊端和軍、玉鳳、楽華も戦に備えて動き始めています。

そして、この決戦に向けて、番吾で敗れた王翦軍がついに再編を完了。明らかにこれまでとは次元の違う規模での戦争が始まろうとしています。

武功の大きさもかなりのものでしょうから、信だけでなく、蒙恬・王賁の“六将入り”も、いよいよ現実味を帯びてきました。


キングダム845話|昌平君の「フラグ」に見えた一言

咸陽では、韓王室の処遇を巡って意見が割れる場面が描かれました。

過去にも指摘された通り、王族を残せば“反乱の旗印”になりかねないからです。

しかし昌平君は韓王室を残すことを譲らず、「王室がきっかけで反乱が起きたら自分が全責任を取る」と断言します。これにより韓王と寧は命を救われました。

このとき、文官の馮却(ふうきょう)は昌平君に対して疑念のまなざしを向けます。理由は彼の“楚王族出身”という過去からでしょう。

つまり、後に楚を滅ぼしたときに、王族出身の自身の身を案じた発言ととらえたのでしょうか?

しかし、昌平君はそんな小さな人物ではありませんし、

韓王室を残す事は騰も賛成しているように、反乱のリスクをとってでも大きなメリットがある合理的な判断です。

しかし、わざわざこの描写を入れた以上、後に昌平君の判断が問われる場面が訪れるのでは……と感じさせられました。


キングダム845話|王翦軍、完全復活へ

かつて番吾の戦いで李牧に大敗を喫した王翦軍。

しかし王翦は六将の権限を使って、咸陽に無断で軍を増強していました。かつての亜光や麻鉱ら側近に代わる「新たな五将」を配し、軍の再建を完了させていました。

倉央いわく、今回の五将たちも実力は遜色ないとのこと。つまり、王翦はすでに“李牧との決戦”に備え、全てを整えていたというわけです。

ただし、気になるのはその「戦略」の中身です。

まだすべて明らかになってはいませんが、その思想は実に王翦らしいと感じました、「


王翦の作戦は非人道的?元韓兵を“捨て駒”に?

王翦は、韓で育成された秦軍を「死なせても構わない軍」として扱い、それを前提とした大胆な作戦を練っているようです。

つまり、元韓人を“捨て駒”にして趙と戦わせる、ということになります。

たとえば、人命を度外視して元韓兵を囮として前線に立たせ、本隊で奇襲を仕掛けるような戦法。
あるいは、盾のように使い捨てる非人道的な戦術…などでしょうか?

確かに、歴史的に見れば古代中国に限らず、占領国の人材を酷使するのは珍しくない行為です。ただ、キングダムの世界においては“秦の中華統一=法治国家の実現”という理想があります。

政はかつて、「秦は支配者になってはならない」と明言しました。

彼の目指す中華統一とは、法が最大の力を持ち、その法のもとでは秦人も元韓人も平等に扱われる――そんな“法治国家”の実現です。

しかし、王翦の思考はそれと真っ向から対立しています。
征服した元韓兵を“命が軽い存在”として扱い、捨て駒にしようとする姿勢は、まさに命の軽重を線引きする行為であり、政の理想とは正反対のやり方です。

もちろん、王翦の最大の目的が「李牧を倒すこと」にあるのは理解できますし、正攻法で勝てる相手ではないのも事実でしょう。

ですが、征服した国の人間を使い捨てるという戦略は、まさに“支配者”のやり方そのものではないでしょうか。


キングダム845話|韓の反乱フラグが着々と積み上がる…

馮却は、「秦に従わない韓人は必ず出てくる」と断言します。

ただでさえギリギリの状態で治安を維持している韓ですが、ここから強制的に趙との戦争に駆り出され、

しかも“捨て駒扱い”されたら、士気が下がるのは当然ではないでしょうか。

捨て駒あつかいされた家族や仲間を想えば、国内で反発の声も高まっていくでしょう。

そしてもし、そんな不満が一気に爆発すれば――

韓王や寧が「反乱の象徴」として祭り上げられ、韓で大規模な反乱が勃発する可能性もあるのではないでしょうか。

もちろんこれは筆者の予想に過ぎませんが、王翦の戦略こそが韓の反乱の引き金になりそうなよかんがします。

もしそうなった場合、昌平君の進退問題にまで発展するかもしれません。


キングダム845話感想・考察まとめ

・李牧との最終決戦が「来年すぐ」に迫る
・王翦が密かに軍を復活させ、五将を再編
・韓王室を巡る判断が、今後の不安要素に?
・非人道的な王翦の戦略が、韓の反乱の引き金に?

次回以降は、各将たちの戦準備や韓の動向、そして王翦の作戦の全貌が少しずつ明かされていきそうです。

信・蒙恬・王賁の“次世代”が主役になるであろう大戦に向けて、ますます目が離せません

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