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ハルカゼマウンド3話感想・考察|凪春の武器とミラードローイング

漫画考察

2025年6月30日に公開された『ハルカゼマウンド』第3話「武器」を読みました。
この話では、凪春の隠された武器がついに明かされました。

それによって凪春の隠された才能と、今後のさらなる成長にも期待が膨らむ回となりました。

前回のハルカゼマウンド第2話では、超合理主義のバッター・若守に自分の実力を示すため、1打席勝負を挑むところで終了しました。

初球は見事にストライクを取った凪春でしたが、2球目は当てられてしまいます。

凪春の球に早くも適応する若守の実力も相当なものでしたが、凪春には更なる“隠し球”がありました。

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◆ 凪春の武器「ライジングスライダー」

凪春が身につけていたアンダースローの必殺球、それが「ライジングスライダー」です。

相手打者の顔付近まで“急上昇”してくるような軌道のこの球で、若守を見事に空振り三振に討ち取ることに成功します。

結果的に若守も凪春を“勝つために合理的な投手”と認めることになりました。

筆者の直感でこの2人は、今後なんやかんやで息の合うコンビになりそうな予感もあります。

余談ですが、前回「凪春のモデルは渡辺俊介選手かも?」という話をしました。

実は渡辺選手も、初めて覚えた変化球はスライダーだったとYouTubeで語っていました。
この辺りも、凪春と重なるところがあります。

◆ 伊吹の作戦が明らかに?

ここで、伊吹が描いていた作戦の全貌も見えてきました。

それは、左投げ・アンダースロー・異常な変化球といった“イレギュラー要素”を組み合わせて、
強豪相手に初見殺しで挑むというもの。

ただ、今回の勝負を見てもわかる通り、ライジングスライダーは凪春にとってまだ「第一歩」。

むしろ、これからどんな変化球を覚えていくのかが本当の見どころです。

伊吹も「変化球は無限にカスタムできる」と語っていましたし、凪春にしか投げられない球種、そんなものが今後登場する可能性もありそうです。

とはいえ、情報が広まれば広まるほど、伊吹の戦略は通用しづらくなっていくはず。

だからこそ、凪春自身の引き出しが問われていくことになるんだと思います。

◆ 水切りが練習?

少し話は前後しますが、ライジングスライダーを覚えるために凪春が行っていた練習が、河原での「水切り」でした。

この練習は今の凪春にピッタリだと、伊吹はちゃんと理屈で説明してくれています。

石を水面に何度も跳ねさせるようなあの軌道を再現するための手段として、ちゃんとロジックに基づいたトレーニングなんですよね。

この修行パートは、まさに少年漫画らしい熱さがあり、これが実際の投球にどう活かされるのか?ワクワクしながら読めました。

◆ 凪春の隠れた才能「ミラードローイング」

凪春が水切りの練習の際に使っていたのが、「ミラードローイング」という手法です。

ミラードローイングとは、鏡に映った姿を見ながら線や図形を描くことで、反転した手元を見て作業するため、混乱しやすく、リハビリなどにも使われるそうです。

凪春は、自分のフォームをスマホで撮影し、それをわざわざ左右反転させて見ていました。

これは、1話で描かれていましたが、左右反対の蒼風のフォームを真似し続けたことで自然と身についた能力です。

一般的にはかなりの練習が必要なようです。

また、スマホを活かしたこの練習方法は、ひと昔前の野球漫画では描かれなかった“現代風”の描写としても印象的でした。

◆ 次週でチームが集結か!?

そして最終ページでは、まだ顔は明かされていないものの、残りの仲間と思われるキャラたちが複数描かれていました。

一目見てわかる、クセの強そうなキャラたち。
今回の勝負で凪春の実力を認めた以上、彼らも仲間として動き出すことになりそうです。

ただし、伊吹が声をかけたメンバーである以上、誰もが「勝ちへのこだわり」「特殊な能力・特技」を持っていることは間違いないでしょう。

若守や伊吹のように、合理性を突き詰めるタイプなのか?

それとも、反則ギリギリのプレイでも勝利を狙うような、ちょっと危ないタイプなのか?

そのあたりも含めて、次回のキャラ紹介が今から楽しみです。

◆ まとめ:凪春はここから進化していく

今回は、『ハルカゼマウンド』第3話「武器」の感想と考察をお届けしました。

若守をねじ伏せたライジングスライダー
・“反転の才能”ミラードローイング
・クセの強そうな新キャラたちの登場予告

これらの要素が重なって、いよいよ物語は「チーム編成」へと本格的に動き出します。

次回は仲間たちのキャラ紹介回になるのか?今後の展開が楽しみな作品であることは間違いありません。

来週も引き続き、追いかけていきたいと思います!

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