※この文章は、noteにも投稿しています。
今回は、本当に今さらなんですが、『【推しの子】』の最終回について書こうと思います。
まずは、赤坂アカ先生、横槍メンゴ先生、連載お疲れさまでした。
毎週木曜日が、本当に楽しみで楽しみで仕方なかったです。
この作品に出会ってから、漫画を読む楽しさ以外に、考察する面白さ、そして作品に向き合うことの意味をたくさん教えてもらいました。
また、筆者のイチオシのキャラ「有馬かな」。
かつてここまで漫画のキャラクターを好きになったことはありませんでした。
本当にありがとうございました。
ブログのほうでは、『推しの子』に関する記事を何本も書きました。
一番人気のジャンルになり、多くの方に読んでいただけたこと、本当にうれしかったです。
ただ、その『推しの子』も最終盤に差し掛かった頃から、考察記事の更新が止まってしまいました。
それだけでなく、その流れでブログそのものも辞めてしまうことになりました。
――なぜか。
今になって正直に言うと、「どうしても、あの結末を自分なりに整理しきれなかった」からです。
アクアはなぜ死ななければならなかったのか?
残された皆は、なぜここまで苦しまなければいけないのか?
どれだけ考えても、納得できる答えが見つかりませんでした。
もちろん、一読者の立場で作品に文句をつけるのは筋違いだということは、分かっています。
感想だけならまだしも、考察というものは私情を抜きにして公平に書くべきだとも思っていました。
なにより、ここまで考察してきた身として、最後まで書き切るべきだったとは思っていました。
【推しの子】という作品を題材にしていた以上、たとえどんな展開でも、最後まで見届けて、書く。
それが最低限の礼儀だと、頭では理解していました。
……でも、どうしても無理でした。
何度も記事を書こうとしましたが、出てくるのは否定的な言葉ばかり。
それを書きたくない自分と、止まらない思いがせめぎ合って、
気づけば、自分自身に嫌気が差してしまい、最終的には書くことをやめてしまいました。
自分の物語を読み解く力が足りなかった、力量不足以外の何物でもありませんでした。
故に、原作者様が定めた最終回の意味を読み解く事ができず、結果途中で放棄してしまいました。
楽しみにしてくださっていた読者の皆さん、
そして何より、こんな不誠実な形で、作品へのリスペクトを欠いてしまったこと、深く反省しています。
本当に申し訳ありませんでした。
……まあ、何をいまさらって話ではありますし、
お前の事情なんて知るかって話かもしれませんが。
あれから1年弱が経ち、ふとしたきっかけで、またブログを再開しました。
今度は、誰かに読んでもらうためというより、自分自身のために――
ケジメとして、ようやく最終回の記事をブログに投稿しました。
自己満足以外の何ものでもありませんが、ようやく一区切りをつけることができた。
そう思っています。
最後に、ここまで自分勝手な事しか書いていませんが、不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません。
いつになるかわかりませんが、【推しの子】を一から振り返って、思い出に浸るような記事も書けたらなと考えています。
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