2024年7月8日にジャンププラスで公開された「深層のラプタ」最新話第9話「地獄」
前回から引き続き、まさに地獄の展開となった最新話を読んだ感想と、気になった点を考察してみます。
個人的な理由で2話ぶりの記事更新となりましたが、休んでいる間にとんでもない展開となっていました。
「深層のラプタ」ケイの父親が死亡
前回の話で自ら命を絶ったケイの父親ですが、ラプタは「リセットボタン」と言っていました。
そのため、これはラプタが作り出した夢の世界での出来事であり、ケイの父親は生きているかも?という淡い希望を持っていました。
しかし、今回の第9話で、本当に亡くなってしまっていた事がわかりました。
ケイの父親に残された謎
ケイの父親は、サイドウォーの開発に関わっていたり、頭にチップが埋め込まれていたりと、気になる点も多い人物でした。
ケイの父親はイージス艦の艦長でしたが、7ページにあるネットニュース?のコメント欄にもある通り、40代でこの地位まで上り詰めることはかなり優秀な人物だった事がわかります。
ラプタは人の心のないただのAIなのか?
深層のラプタが始まってから、ずっと同じ事を考えているような気がします。
一連の事件からラプタには、人の心などなくただのAIなのでは?と思いました。
前回の8話、ケイの父親の「これはゲームじゃないだよ」と言うセリフに対しラプタの
「?、すみません、よくわかりません」と言う発言は最高にAIらしいと思いました。
AIには人間の死を理解出来ない?
また、冒頭で触れたラプタの「リセットボタン」と言う発言は、AIには「人間の死」というものを理解できず、それこそサイドウォーで敵を倒したくらいの感覚なのでしょう。
自ら命を断つ行為はラプタにとってゲームを途中でリセットするくらいの感覚なんだと思います。
そして極め付けは今回のラスト、ケイに父親を殺した事を平然と伝える姿を見ているととても心があるようには見えません。
ラプタの心はまだ成長段階?
しかし、これはある程度心が成長した大人の感想です。
それと同じで、心が生まれたばかりのラプタが事の重大性を理解出来ないのもわかります。
人間の子供の人格や心の成長には、育った環境が大きく影響するようです。
しかし、戦争AIとして育てられているラプタが、今後まともな成長をするとは考えられません。
深層のラプタの今後はどうなる?
父親が亡くなり、母親もおかしくなってしまった事で完全にやつれてしまったケイ。
追い詰められたケイはラプタに助けを求めてます。
しかしラプタはケイに父親を殺した事を平然と伝える衝撃のラストとなりました。
おそらくラプタとケイには修復不可能なほどの溝が出来てしまったと思います。
ケイの友達も危なそう…
しかし、少し心配なのはケイがラプタにかなり依存しているところです。
そんなケイはラプタの報告を聞いたらどうなるのかかは想像できません。
ケイの唯一の救いは心配して訪ねてきてくれた友達がいる事です。
しかし、ラプタの報告を受けケイが今後ラプタと距離を置き、友達たちと一緒に過ごすようになれば、ラプタは友達たちをどうするでしょうか?
特にラプタと因縁のあるヒロイン?の女の子辺りは危なそうな気がします。
まとめ
今回は「深層のラプタ」最新話第9話「地獄」を読んだ感想と気になった点を考察してみました。
ここ近年ジャンプ系列の漫画でここまでの鬱展開は珍しい気がします。
今後の展開次第ではまさに「伝説」になりそうな「深層のラプタ」を今後も追いかけていきたいと思います。
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