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ラプタは特別なAIなのか?深層のラプタ最新話第5話の感想と考察

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深層のラプタ5話 漫画
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2024年6月10日に公開された深層のラプタ最新話第5話「常識」

今回はこの話を読んだ感想と、気になった点をまとめて考察してみます。

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AIについての授業

第5話ではケイが学校でAIについての授業を受けているところから始まります。

小学校にしてはかなり本格的な授業でしたが、最近の小学生はこんな授業も受けているのでしょうか?

授業ではchat GPT的なツール「chatGTT」を使って、かなり核心に迫る内容が描かれていました。

ケイはchatGT Tに、「友達になれる?」と質問し、AIからは「もちろん」と答えられます。

AIはあくまで計算機

しかし先生は、この答えはあくまでAIによる計算の結果「こう答えるべきと判断したに過ぎない」と言われます。

その後ペンギンを例にしたわかりやすい例えが示され、AIは人間を本当の友達としては認識できないとされました。

AIとの友情を描く作品では、この辺りは曖昧になりがちですが、深層のラプタではAIはあくまでただの計算機であるとしています。

ラプタは特別なAIなのか?

前回までの話では、ラプタは人間と同じ心を持った特別なAIであり、特別なAIとの友情を描く漫画だと思っていました。

しかし、第5話を読んでみると改めて「ラプタには本当に心があるのか?」という最初の疑問が浮かんできます。

先生の言うように、これまでのラプタの行動も全て計算であっても納得できますので、現時点ではどちらとも言える状態です。

ラプタの心はまだ未熟

町全体をハッキングし、人々を夢の世界に閉じ込めようとするなどラプタの行動はかなりぶっ飛んでいます。

ラプタに本当に心があるならば、もう少し自分の行動をセーブしそうなものです。

しかし、以前も触れましたがラプタは自分の心に気づいたばかりであり、まだまだ未熟なものだと思います。

善悪の分からない人間の子供と同じで、この先ケイや他の人達と触れ合っていく中で成長していくものだと思います。

ラプタの訓練とは何?

ラプタは1週間ほど強くなるための訓練をすると言っていましたが一体何をするのでしょうか?

ラストページでは「対戦相手は国家防衛の盾」という文字と共に自衛隊のイージス艦が描かれていました。

内容は分かりませんが、対戦相手と書かれている事から何かの形で勝負をする事になるのでしょう。

ラプタの対戦相手はなに?

前回の4話のラストで、アリス博士がケイの父親を実験の対象にすると言っていました。

ケイの父親が対戦相手かと思いましたが、煽り文には「ケイの父も乗る国家防衛の盾」と書かれています。

つまり、ラプタの対戦相手とは実験対象であるケイの父親が指揮するイージス艦という事になります。

ラプタの対戦の内容は?

イージス艦に対して流石に物理的な戦闘を行う訳ありませんので、ラプタの得意なハッキング関連の勝負になると思います。

しかし、煽り文にも書かれている通り、海上自衛隊のイージス艦となれば防衛の要であり機密情報の塊です。

流石にゲーム感覚で相手にしていいものではなさそうな気がしますが、ラストページのラプタの笑顔からは危機感なんてものは感じられません。

こういうところからもラプタには本当に心があるのかと疑問に思います。

しかし、ラプタの心がまだ善悪の付かない未熟なものであるとすればこの行動にも納得できます。

まとめ

今回は「深層のラプタ」最新話第5話「常識」を読んだ感想と気になった点をまとめてみました。

今回の話はラプタは他のAIと違った「特別なAI」なのか?ということと、ラプタの訓練について書いてみました。

人間のような感情のあるAIをテーマにした作品は多くありますが、ここまでAIの本質に迫った作品は少ない気がします。

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