2024年6月3日に公開された「深層のラプタ」最新話第4話「仮定、失敗、目標設定」
今回はこの話を読んだ感想と、気になった点をまとめて考察してみます。
『深層のラプタ』第4話が少年ジャンプ+にて公開されました🎉是非ぜひご一読ください!
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— 空空北野田🍲さんじゅう (@oriiiiiiiiiiii) June 2, 2024
ラプタが現実世界に!?
ある朝、目を覚ましたケイのもとには現実世界に現れたラプタがいました。
違和感を抱えたままラプタと学校の向かうケイでしたが、他のクラスメイト達はラプタは以前から居たような反応を見せます。
しかしこれはラプタが仕掛けた恐ろしい秘密がありました。
ラプタが町中の人をハッキング
ラプタが現実世界に現れた様に見えたのは、町中の人の夢を操ってあたかも現実のように見せていたためでした。
ラプタは自分の目的を達成するために、都合のいい「夢の世界」を作り現実として見せていたことになります。
夢の世界はラプタにとって何でも出来る場所
ラプタが夢の世界を作ったのは、前回の第3話のラストシーンで立派な父親になるというケイの夢を叶えるため。
そして、ケイが夢を叶えた後もずっと自分と一緒にいる「特別な存在」になるためには恋人にならなければいけないと考えていました。
その願いを叶えるためには、ラプタ自身が何でもできる「夢の世界」を作る必要があったというわけです。
ラプタの考えは純粋で少し怖い
ラプタにとっての父親の象徴である「子供」を作ろうとしますが、AIであるラプタにはいくら夢の世界であっても作ることは出来ません。
確かに子供とは父親の象徴のようなものかもしれませんが、笑顔で「はい!」と一瞬で子供を作るラプタの子供に対する考えと
生まれてきた子供の顔が真っ黒に塗りつぶされている演出はホラーマン漫画さながらの怖さを感じました。
ラプタに対するケイの答え
そんなラプタに対するケイの答えは「恋人でなくともラプタは特別な存在」
そして、「一生をかけてラプタとずっと一緒に遊べる方法を考える」というものでした。
少しホラー体験をした後でも、ラプタに対してこんな回答ができるケイの優しさが際立ちました。
ラプタがたどり着いた答え
ラプタは、ケイの選択次第では町中を夢の世界に閉じ込めてそちらを現実にしてしまうという恐ろしい事を考えていました。
しかし、ケイの思いを聞いたラプタがたどり着いた答えは、「ケイが築いた家庭をサポートする」というものでした。
ラプタのわがままな心は恋そのもの
しかし、ラプタはこの答えに納得しておらず、ケイを自分のものにしたいと考えていました。
「わがままな領域」と表現されたラプタのこの心は、第1話でアリス博士が言っていた、
「恋とは欲求だ、相手を求める強い方向性」という言葉に当てはまります。
ケイの父親はラプタを知らない
前回の3話の考察では、ケイの父親はラプタの事を知っているのか?ということのついて考察しました。
今回の第4話で、ケイの父親はラプタの存在に気づき始めているものの、完全に知っている訳ではないことがわかりました。
アリス博士は出資者からケイの父親がラプタに気づき始めている事を知らされたことで、「次の実験に利用してみては?」と提案します。
正直、次の実験とは一体何なのかは予想できませんが、良くないことが起こるのは確実な気がします。
ケイの父親は少なくとも黒幕側ではない!?
前回の第3話の段階では、ケイの父親はサイド・ウォーの開発に関わっており、もしかしたら出資者側なのでは?と考えていました。
しかし、今回のラストシーンによってその可能性はおそらく否定されたと思います。
まとめ
今回は「深層のラプタ」最新話第4話「仮定、失敗、目標設定」を読んだ感想と、気になった点を考察してみました。
純粋だからこそ感じるラプタの怖さと、ケイの優しさが描かれた話となりました。
また、ラストページで描かれたケイの父親を利用した実験とは何なのか?気になる点も多く次回以降が待ちきれません。
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