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キングダム844話感想|騰の六将引退と信に託された思いを考察

キングダム考察

2025年7月24日に公開された『キングダム』第844話「想像を超えた武将」を読みました。

今回描かれたのは、謄の六将引退、王騎の矛の継承の真実、そして信の六将への道筋です。

ここから、気になったポイントを掘り下げて考察していきます。

前回感想・考察はこちら👇

▶︎キングダム843話「巨大法治国家」感想・考察


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キングダム844話|昌平君から明かされる、秦の次なる戦い

冒頭では、昌平君のもとに謄・信・録鳴未らが集結。
そこで語られたのは――再び趙を攻め、李牧を討つという秦の次なる戦いでした。

ついに李牧との最終決戦が迫り、キングダムは佳境を迎えようとしています。


キングダム844話で謄が六将引退を宣言

そして驚くべきは、謄が「一度、剣を置く」と語り、六将の座から身を引くと宣言したこと。

これは843話時点で予想された展開ではありましたが、本当にその通りとなってしまいました。

昌平君は当初、謄と信の軍を主力に据える構想を持っていたようですが、それを謄自身が拒否します。

改めて今回の韓攻略は、韓王と寧の決断によるものである事を強調し、これから支えていくためというのがその理由です。

確かに今の寧を1人にしておくと、何をするかわかりません。

それに、今回の韓攻略戦は秦からすれば中華統一という大義がありますが、今を生きる韓の人々からすれば、それは身勝手な正義です。

そんな中、たった2人の王族にとんでもなく重い決断を迫り、心を壊してしまった事に対しての贖罪。

そして、自身が引退する事により、信・蒙恬・王賁という次世代の大将軍たちが台頭していくきっかけとなる。

いや、台頭する事が確信出来たからこそ身を引く決断ができたのでしょう。


キングダム844話|騰の怪我はやはり事実? 背骨の異変

一方、羌瘣が気づいた「背骨が曲がっている」という異変。
騰は否定していましたが、過去の描写から考えると城壁からの飛び降りによる負傷と見て間違いなさそうです。

それでも騰が口にしないのは、「戦えないから剣を置く」のではなく、「自らの意志で剣を置く」ためなのでしょう。

寧を支えるという約束を守るために、怪我を理由にせず、自分の“選択”として六将を辞したのだと思われます。


キングダム844話|王騎の矛を託された理由と信の成長

今回もっとも熱かったのが、謄が信に「王騎が矛を託した本当の理由」を語る場面。

王騎はあの時点で、信がいずれ天下の大将軍になると見抜いていた――その言葉が胸に響きました。

172話での「素質はありますよ」という一言も、今思えば、確信があったからこそ、これから慢心する事のないようにした、あの時点での最大限の称賛だったと思います。

そして、信の成長が、ようやくその言葉の意味に追いついてきたように思います。


キングダム844話|王騎軍は信の下へ? 録嗚未たちの今後

騰が前線から退くことで、録嗚未・隆国・干央ら王騎軍の幹部たちはどうなるのか?

「この軍の今後を一切あなたに委ねます」と王騎が遺した通り、騰の判断次第では、信の軍に合流する可能性もあります。

王騎と騰の意志を継ぎ、王騎が名付けた飛信隊のもと再集結する展開があれば、まさに“継承”の集大成としてアツいです。


キングダム844話|騰の役目と“想像を超えた武将”

信が矛を継ぐだけの器に成長するまで――それまでの「繋ぎ」が騰の役目だったのかもしれません。
王騎の意志を継ぎ、中華統一の一端を担い、そして戦場から身を引く。

今回の戦で、騰は「王騎でも成し得なかった一国滅亡」を実現しました。
信もまた、大将軍級の活躍を見せ、騰の“想像を超えた武将”へと進化しました。

この節目で、騰の“将軍としての役目”は終わった――そう言えるように思えます。


李牧との決着へ、伏線はすでに始まっていた

最後に描かれたのは、信の六将への最後の壁、李牧を討ち取る事についてです。

史実では李牧の最期は諸説あるものの、作中では“王騎を超える者=信”が李牧を討つ伏線は明確に存在します。

172話、王騎は李牧についてこう語っていました:

「いつの時代も最強と称された武将達はさらなる強者の出現で敗れます」
「次に台頭してくる武将が、時代の舵を渡すのでしょう。」

このときアップで描かれたのが、他ならぬ信でした。
李牧を討つ者こそ信である――そんな強い伏線にも見えます。

ここで全て書くとかなり長くなってしまうので、後日、信が李牧を討ち取る伏線をまとめた記事を別で投稿予定です。


キングダム844話 感想・考察まとめ

今回は、騰の引退という寂しさと、信がついにここまで来たかというワクワクが同時に訪れる、ここ最近一番の神回だったように思います。

次回、咸陽の様子が描かれるようですが、政や昌文君の反応も気になるところですね。

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