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ハルカゼマウンド第8話「凪春の証明」感想|凪春の必殺技が炸裂

漫画考察
2025年8月4日に公開された『ハルカゼマウンド』第8話「凪春の証明」を読みました。

今回は凪春とアタルの再戦を中心に、配球のストーリー、伊吹の戦術、そしてアタルの過去の匂わせなど熱い回でした。

気になった点を振り返っていきます。


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ハルカゼマウンド第8話|凪春VSアタル、4度目の勝負

試合は8回表。ヒナ高が1点をリードしているものの、強豪・紫泉學舎に焦りの様子はありません。絶対的な信頼を集めるアタルに、再び打席が回ってきます。

アタルは十種競技と兼部していますが、実はすべて野球のためのトレーニングだったとのこと。「飽きっぽい」と言われていた彼が、実は誰よりもストイックな性格だったというギャップに驚かされました。

八乙女はこの努力を知っているからこそ、アタルは必ず打つと確信していました。

伊吹が描いた「配球という名の物語」

ここで印象的だったのが、伊吹の「配球は一本のストーリー」という言葉。

凪春はアタルに対して、これまで3打席すべて低めを徹底して投げ続けていました。
そして勝負どころの4打席目、ついに解禁されたのが凪春の必殺球「ライジングスライダー」。高めに浮き上がる変化球です。

もしこの球を序盤に投げていたら、アタルの目に慣れて通用しなかったでしょう。だからこそ、ここまで低めで布石を打ち、いよいよというタイミングでぶつける。
この徹底した“伏線回収”のような投球が、まさに伊吹のストーリー構成だったわけです。

そしてアタルは、その一球に完全に振り遅れ、空振り。紫泉側は誰もが驚き、間を与えず次のボールが投じられる流れは圧巻でした。

ハルカゼマウンド第8話|まるでじゃんけんのような心理戦

伊吹いわく、アタルは優れた身体能力と反射神経で打つ“感覚派”、まさに天才肌といったところでしょうか?
だからこそ、技術や実力で正面から勝負しても、凪春に勝ち目はなかったと思います。

そこで伊吹が立てた作戦は、アタルの得意な高めを避け続け、「低めしか来ない」と思わせておいてからの、ライジングスライダー。

その後は高低を使い分ける事で、アタルはどの球が来るかわからない。
この、まるで”じゃんけん”のような心理戦に持ち込むことで、初めて凪春はアタルと対等に渡り合えたのです。

変態的な変化球を持つ凪春の武器を最大限活かす作戦としては完璧で、試合前からこれを組んでいたとすれば、伊吹の戦術眼は本当に恐ろしいですね。

伊吹の凄さの証明

凪春は伊吹を過去の人のようにみていたアタルに対して、「今も凄いってわかる」と宣言してきました。

しかし、伊吹の凄さは勝手に伝わるものではなく、バッテリーを組む凪春自身が証明するものだと気づきます。

凪春はここまで全て伊吹の指示通りに動いており、見事にアタルを空振りさせました。
ここから三振に討ち取る事こそが、アタル自身に伊吹の凄さを証明する事になるはずです。

まだ勝負は終わらない

ただし、まだアタルの打席は終わっていません。
おそらくこれが最後の対決になると思われます。

なぜなら、紫泉のエース・八乙女が登板した以上、ヒナ高は追加点を取るのが難しい展開。
ということは、今の1点差を守り切らないといけない=アタルに再び打順が回るようでは逆転されている可能性が高いという状況です。

とはいえ、まだ8回表。不穏な気配も残るので、もう一波乱あるかもしれません。

伊吹とアタルの過去も描かれる?

打席に立つアタルは、幼いころの伊吹とのやり取りを思い出していました。

「何迷ってんだよ、アタル」という伊吹の言葉が、今のアタルに重なってきます。

おそらく、過去に伊吹からもらったアドバイスが、ここ一番で生きる展開になるのではないでしょうか?

アタルの“迷い”の正体、そして伊吹との関係が次回、より掘り下げられそうです。

ハルカゼマウンド第8話|感想まとめ

今回は、凪春VSアタルの4度目の対決が中心でしたが、配球に込められた意図や心理戦が非常に見応えある回でした。
アタルの対応力もさすがでしたが、それを上回る伊吹の戦術、凪春の投球が素晴らしかったです。

次回はアタルの過去や決断が描かれそうなので、物語としても一つの転機になりそうな予感。
練習試合の勝敗、そして個々のキャラクターの成長に注目しながら、来週も楽しみに待ちたいと思います!

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