なんとなく久しぶりに『ドラゴンクエストXI』をプレイしてみました。
ちゃんとプレイしたのはかなり前でしたが、やっぱり筆者としてはドラクエ11が最高傑作だなと改めて思いました。
今回は、そんなドラクエ11に登場するキャラ・モンスターの自作フィギュアを作ってみた話です。
材料から制作の手順までまとめてみたので、興味ある方はぜひどうぞ!
【1】作りたいドラクエのキャラクター・モンスターを決める
まずは最初に自分が作りたいキャラクターを決めます。
できるだけシンプルな見た目のモンスターが作りやすいです。
今回筆者は「メタルスライム」、「はぐれメタル」、「ヨッチ族」を作りました。
なぜ普通の「スライム」ではなく「メタルスライム(はぐれメタル)」にしたのか。
それは、単純にドラクエをプレイしているとき、「メタル系」のモンスターが出てきたら嬉しいからです。
立体のフィギュアでもこの感覚を再現したいと思いました。
そして「ヨッチ族」を選んだ理由ですが、シンプルにかわいいというのと、ドラクエ11のマスコット的存在なので選びました。
それでは話を戻します。
フィギュア造形は当然、参考画像をみながら行います。
そこで、作りたいキャラクターは事前にコピー用紙にカラーで印刷しておきましょう。
※できるだけ多めに参考画像があると作りやすい。
なぜ印刷するかというと、単純にスマホなどの画面を見るより楽であること。
そして、粘土を触ると手が汚れるので極力スマホやパソコンを触らないためです。
それでは、続いて必要な材料、道具について紹介します。
【2】フィギュア制作に必要な材料を用意する
とりあえず絶対に必要なのものは、以下の3つ。
- 粘土(紙粘土でも石粉粘土でもOK)
- 塗料(アクリル絵の具やプラモデル用のアクリル塗料がオススメ)
- 塗装用の筆(筆先が細いものと太いものなど複数あると楽)
粘土などは100円均一ショップのもので結構です。
基本的に、この3点があれば制作できます。
しかしどうせならリアルなものを作りたいものです。
そこで更にクオリティを上げたい場合や制作しやすさを重視したい場合、以下の道具も用意する
と良いです。
- アルミホイル(大まかな形を作れる、粘土の節約になる)
- アルミ製の針金(ヨッチの腕や足など細い部分の骨組になる)
- ニッパー(針金の切断に使用)
- ヘラ(あると造形が行いやすい)
- サンドペーパー(やや細かめの500番~2000番くらいが複数あると良い)
- プラモデル用などのサーフェイサー(塗装前の下地を綺麗にする)
- プラモデル用などのトップコート(仕上げの塗膜保護)
サーフェイサーなどを購入したらどうしても総額2000円は超えてしまいますが、間違いなく出来
上がりに差がつくのでオススメです。
それでは、実際の制作手順をご説明します。
【3】アルミホイルなどで大まかな形をつくる
それでは早速制作の工程を解説します。
原型制作は粘土だけでも可能ですが、私はまずアルミホイルを使いました。
アルミホイルで大まかな形を成型しています。
できるだけカチカチになるまで圧力をかけます。
今回アルミホイルを使うことで主に2つのメリットがありました。
1つ目は粘土の節約です。
※アルミホイルでかさ増ししないと想像以上に粘土を消費します。
2つ目は大幅に強度が上がったことです。
※特にスライムの頭のてっぺん(とがっている部分)は粘土だけでは必ず破損します。
この部分は、ほとんど粘土を付けずアルミホイルを限界まで圧縮して成型。
おかげで万が一、地面に落としても大丈夫。
ヨッチの腕、足の部分はアルミの針金とアルミホイルで大まかに成型します。
これも粘土だけでは強度面で限界があるため。
続いて粘土を盛り付けていきます。
【4】粘土を肉付け、造形する
いよいよ粘土を使っていきます。
(筆者はセリアの粘土を使用しました!)
アルミホイルにしっかりと吸着させるイメージで肉付けしていきます。
※紙コップ等に水をためておくと、粘土が乾燥した際、再び練り直せます。
写真ではヘラがありますが、スライムのようにシンプルなモンスターでは、ほとんど出番なしでした。
ヨッチも造形中。
想像通り3種類で、一番難しかったです。
写真でヨッチの腕と足が黄色っぽいのはタミヤのエポキシ造形パテです。
強度をさらに上昇させるため、私は今回タミヤのエポキシ造形パテを使いました。
しかしぶっちゃけ粘土でも全く問題なかったようです。
原型が8割完成した様子。
メタルスライム、はぐれメタルは「ヘラ」や「つまようじ」で目と口を掘りました。
ヨッチは粘土で目と口?を付けました。
スライムやヨッチの顔は、最後の塗装のみで再現しても構いません。
しかし私は塗装が下手なので、下書きという意味で原型に彫刻しておきました。
【5】サンドペーパーで研磨後、サーフェイサーを吹く
続いてサンドペーパーで表面を磨いていきます。
最初は粗目で磨き、順番に細かいペーパーに変えていきます。
スライムやヨッチなどシンプルな見た目のモンスターはこの作業がかなり重要です。
しかしなんと、私の家には残念ながらサンドペーパーがありませんでした💦
買いに行く元気もなかったので、この工程は行えず。
本来、ペーパーがけを行ったら、サーフェイサーを吹きます。
私はタミヤのサーフェイサーを使用しました。
このサーフェイサーを吹きかけるメリットは主に2つ。
- 表面をきれいにする
- 塗料の食いつきがよくなる
私はペーパーがけを行えませんでしたが、サーフェイサーを吹くだけでもかなり表面がツルツル
になりました。
サーフェイサーが乾燥したら再びペーパーで磨き、もう一度サーフェイサーを吹くと、
とても完璧な仕上がりになります。
私はサーフェイサーを吹いたあとに、なんと少しばかりのサンドペーパーと爪磨きを発見しまし
た!
そこでこれらを最大限使用して、アラが目立つ部分だけ研磨しました。
2回目のサーフェイサーは面倒くさかったのでカット。
見栄えは悪いですが、これで原型が完成しました。
【6】塗装する
いよいよ塗装していきます。
初心者の方にはアクリル絵の具か、プラモデル用のアクリル塗料が安全でおすすめです。
アクリル絵の具は100均でも購入できます。
アクリル塗料などはジョーシンなどのプラモデルコーナーで売られています。
私はもともとプラモデル制作等をしたことがあるので、基本色のアクリル塗料はすでに何個か
持っていました。
今回メタリックカラー用でタミヤアクリルの「ガンメタル」と「クロームシルバー」を購入しました。
プラモ塗料を使用する場合、シンナーも必要ですので購入しておきます。
それでは塗装ですが、私は塗装がへたくそなので詳しくは説明できません(笑)
とにかく参考画像そっくりの色を調色しましょう。
そして筆で塗っていきます。
目や口なども塗装する必要がありますが、焦って塗装するとぐちゃぐちゃになります。
しっかり乾燥させてから重ね塗りをした方が良いです。
※私は早く完成させたいあまり、さんざんな目にあいました💦
【7】トップコートを吹き付けて完成!
最後に塗膜を保護する目的で透明のトップコートを吹き付けます。
私は今回クレオスの「水性プレミアムトップコート」を使用しました。
水性プレミアムトップコートは「光沢」「半光沢」「つや消し」の3種類があります。
メタルスライム、はぐれメタルには「半光沢」を使用。
※金属感を維持しながらも、安物感を減らす目的
ヨッチには「つや消し」の方を吹きかけました。
※リアルさを重視したため
どの種類を使うかはそれぞれの好みで問題ありません。
一般的にはツヤがあるとおもちゃっぽくなり、ツヤがない方がリアルになります。
※例外もある
完成しました!
塗装が下手で、形も歪んでいますが、手作りならではの味があります。
サイズ感はこんな感じ。
飾るのも問題なく、ちょうど良い大きさ。
外で撮影すると、なお一層リアルさが増します。
まもののむれが あらわれた!
大きな木の上で休むヨッチ達。
まるでロトゼタシアの世界に迷いこんだ気分です(笑)
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ぜひ皆さんも制作してみてくださいね!
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