2023年7月27日発売の「週刊ヤングジャンプ」にて「ゴールデンカムイ」原作者の「野田サトル先生」による新連載「ドッグスレッド」がスタートしました。
今回は「強靭い(つよい、)疾走い(はやい)、美しい、灼熱のアイスホッケーコミック」と銘打った本作第1話「狂犬王子」の感想を語っていきます。
※なお本記事には1話のネタバレが含まれます。
現在「ドッグスレッド」1話は、「ヤンジャン」アプリで無料で読めますので、まずは1話をお読みになってから御覧ください。
ドッグスレッドの登場人物
「白川郎(しらかわろう)」
本作の主人公はフィギュアスケーターである中学生「白川郎」(しらかわろう)です。
連載を発表するツイートを見たとき、どこか「ゴールデンカムイ」に登場する「鯉登少尉」に似てるなと思っていました。
【タイトル解禁&来週より連載開始!!】
皆様、お待たせいたしました!
野田サトル先生の新連載『ドッグスレッド』(欧文で「DOGSRED」)が
来週(7/27)発売のYJ35号よりスタートです!!『ゴールデンカムイ』の作者が描く灼熱のアイスホッケーコミック。その再創生をぜひお見逃しなく!!#ドッグスレッド pic.twitter.com/BA85xrzh7p
— 野田サトル作品公式『ドッグスレッド』『ゴールデンカムイ』 (@kamuy_official) July 19, 2023
1話を読み終えた時点では顔に傷があるところも含めて主人公である「杉元」のほうが似てる気がします。
しかし、「美しさ」を大事にする性格は鯉登少尉っぽいです。
白川春名(しらかわはるな)
主人公である白川郎の双子の妹です。
まだ登場回数が少なくどのようなキャラなのかは詳しく分かりませんが、1話の時点ではかなりしっかり者のような印象を受けます。
顔は「ゴールデンカムイ」の「アシリパさん」を大人っぽくした?ような感じです。
源間慶一(げんまけいいち)
彼はこの苫小牧にあるインターハイ19連覇中のアイスホッケー強豪校「狼之神高校」(おいのかみ)のアイスホッケー部に兄がいる源間兄弟の弟です。
そして、中学生である彼自身も来年「狼之神高校」に入れば「後3年は王座は保証される」と言われるほどの逸材でもあります。
ちなみにこの「狼之神高校アイスホッケー部」の部員には「ゴールデンカムイ」の「尾形」にそっくりな人物「かくれ尾形」がおり、今後の登場が楽しみです笑
※ネタバレありです 第1話あらすじ
ここからは、ドッグスレッド第1話のネタバレありで、感想を書いていきます。
物語冒頭
2010年の横浜、白川郎はフィギュアスケートの全日本ジュニア選手権の舞台に立っていました。
オリンピックに出ようものなら、「大スター」になれるとも言われる実力もさることながら、イケメンでもあるロウの演技は大勢の観客たちから楽しみにされていました。
しかしロウは直前に、自身の振り付けから衣装までを担当していた母親が事故で亡くなるのを見ていました。
中学生の彼にとってはあまりにショッキングな出来事であり、精神状態はボロボロでとても演技できる状態ではないとも心配されていました。
そんな周囲の心配をよそに、圧倒的な演技を見せつけたロウは、ジュニア男子の歴代最高得点を叩き出し優勝します。
狂犬王子
しかし優勝が決まった直後、ロウは突如悪魔に取り憑かれたかのように会場で暴れ始めます。
一連の騒動は大問題となりロウは「狂犬王子」と名付けられ無期限出場禁止処分を受けることとなります。
テレビでは「スケートリンクで暴れたいならアイスホッケー選手のほうが向いている」とも言われていました。
舞台は北海道へ
その後ロウと春名の2人は、祖父の住むスケートの街「北海道苫小牧」(とまこまい)で暮らすことになりました。
ちなみに「トマコマイ」とはアイヌ語で、沼の奥の川という意味らしいです。
ロウが近くのスケートリンクで滑っていると、近くにアイスホッケーのゴールが設置されていました。
周りの人々からはそのゴールに近づくと「源間弟」という人物にぶん殴られると注意されます。
源間弟
源間弟はかなり凶暴な性格のようで小6の頃、このゴールの近くで遊んでいた高校生をぶん殴りその血でゴールラインを引くというぶっ飛んだ人物です。
ロウはアイスホッケーをやる人物には野蛮なイメージを持っていました。
しかし、フィギュアの夢を絶たれたロウはアイスホッケーに興味を持ち、そのゴールに近づきます。
すると皆の言う通りどこからともなく「源間弟」が現れます。
そして、フィギュアスケートの天才である「ロウ」と、アイスホッケーの天才である「源間弟」のバトル?が始まるところで1話は終了します。
「ドッグスレッド」1話感想
1話を読み終えた感想ですが、かなり面白い続きの気になる漫画でした。
ロウがアイスホッケーを始めるきっかけや、「氷上の格闘技」とも呼ばれるアイスホッケーを野田先生がどのように描くのか。
そして、ロウはなぜ全日本ジュニア選手権を制した後あのような行動を取ったのかなど、楽しみな展開がたくさんあります。
今後の展開ですが、源間弟などぶっ飛んだ人物はすでに登場していますが、「ゴールデンカムイ」の作者である野田先生の作品なので、いい意味でさらにイカれた展開になると予想します。
「ロウ」と「源間弟」が中心人物になる?
競技は違えど同じスケートの天才である2人は早くも1話にして激突していました。
本作は今後、年も同じである2人が中心となって物語が進んでいくんだと思います。
アイスホッケーは団体競技です。
今のところ性格の合わなそうな2人は今後一緒に戦うことになるのでしょうか?
それとも他校のライバルとなって激突するのでしょうか?
「ドッグスレッド」と「ゴールデンカムイ」との関係は?
今のところ共通点といえば「隠れ尾形」のように顔が似ている人物が登場することや、「北海道が舞台であること」くらいだと思います。
他にもあるにはありますが、「ゴールデンカムイ」のネタバレになってしまうのでここではやめておきます。
2作品の関係は、今のところは薄そうです。
「ドッグスレッド」は「ゴールデンカムイ」を知らなくても十分楽しめると思います。
しかし、所々にゴールデンカムイ味を感じるところが多くありますので、気になった方は「ゴールデンカムイ」の方も見てほしいと思います。
まとめ
今回は「ゴールデンカムイ」の作者の新連載「ドックスレッド」の第1話の感想を書いてみました。
まだまだ始まったばかりの本作ですが、すでに気になるところが何点もある面白い漫画です。
現在1話は「ヤンジャン」アプリで無料で読めますので気になった方はぜひ読んでみてください。
コメント