2025年8月28日に公開された『キングダム』第847話「最強布陣」を読みました。
韓の攻略戦が終わり、年が明けた秦国。
いよいよ次なる戦いの舞台は「趙」へと移ります。
今回はその本格侵攻を前に、秦と趙それぞれが誇る最高戦力「最強布陣」が集う決戦前夜の一話でした。
以下では、両軍の戦力配置や、王翦の“大胆な手”の示唆、そして再び浮上する不穏な予兆まで、気になったポイントを掘り下げていきます。
キングダム847話|李牧のもとに集う、趙の精鋭たち
冒頭で描かれたのは、迎え撃つ李牧の本拠地・武安に集結する趙の武将たち。
まあメンバーはいつメンといったものでしたが、特に印象的だったのは、普段は青歌から出てこない司馬尚が自ら武安を訪れたことです。
司馬尚自身も、次なる戦いが趙という国家の命運を賭けた総力戦になることを理解しているのでしょう。
正直司馬尚だけでもかなりの厄介者であり、かつて龐煖枠と言ったらところでしょうか。
この布陣が趙の「最強」と呼ばれるのも納得のメンバーです。
キングダム847話|咸陽に集う、秦の最強戦力
一方の秦でも、新年早々、咸陽に名だたる将軍たちが集結。
その顔ぶれは、以下の通りでした。
- 王翦軍
- 録嗚未が率いる騰軍の後継
- 楊端和軍
- そして飛信隊・楽華隊・玉鳳隊という“若き三強”
確か蒙武は、楚との国境に張り付いているため不在ですが、それでもこの陣容は、現在の秦が動員できる最強戦力と言えるでしょう。
この咸陽での軍議で、昌平君は「李牧を討ち、趙を滅ぼす」と宣言しました。
李牧といえばこれまで幾度となく秦の前に立ちはだかってきた最大の敵でした。
そんな李牧との最終決戦はキングダムという漫画の一つの節目になるはずです。
中華統一へ向けて、ついに最終段階が始まろうとしています。
番呉の戦いの敗因
前回、王翦軍が敗れた番吾の戦いでは、のちに側近の倉央が、李牧が早々に飛信隊と玉鳳を封じ込めて単純な戦いに持ち込まれた事が敗因としていました。
つまり、王翦の本領を発揮させないまま戦いが終わったのが敗因だったという分析です。
そして当然王翦も気がついています。
ですが同じ手はもう食わないはずです。
信・王賁・蒙恬の“三大若手”は、番呉の戦いの頃より格段に成長しています。
当時から李牧に、戦を複雑なものへと移行させる力を持つと最大限警戒されていましたが、今回も同様に彼らの存在が、王翦が狙う「複雑な戦」を成立させる重要な鍵になるはずです。
王翦の“大胆な手”と韓の反乱フラグ
気になるのは、王翦が以前口にした“大胆な手”です。
これは、元韓兵の命を軽視した秦の目指す統一とは正反対の戦略でした。
しかし、李牧を相手にするなら、こうした非情な一手も選択肢になってしまうのかもしれません。
一方で、この“大胆な手”が、韓国内の反乱フラグにつながる可能性も捨てきれません。
キングダム847話感想まとめ
今回は決戦の準備回とも言える内容でしたが、
次回以降は、いよいよ趙への本格侵攻が始まるはずです。
李牧・司馬尚の構える「最強の防衛線」に対して、王翦や信たちはどう攻め込んでいくのか。
そして王翦の非情な一手とは?
戦の幕が開く直前、緊張と期待が高まる一話でした。
- 趙の本拠・武安に名将たちが集結、司馬尚も動く
- 秦では王翦・録嗚未・楊端和・飛信隊・楽華・玉鳳が集結
- 昌平君、李牧討伐と趙滅亡を明言
- 番吾の敗因は「単純な戦」による王翦封じ
- 王翦の“大胆な手”=韓の火種となる可能性も…?
次回以降ついに始まる“秦vs趙の最終決戦”!
果たして李牧を討ち取り趙を滅ぼす事はできるのか?そして若き三将の六大将軍昇格はあるのか?来週も楽しみに待ちたいと思います。
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